診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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14:00~18:30 | / | / | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ |
△:14:00~17:00 / 休診:月曜、火曜、祝日
目立つ矯正治療がイヤで矯正治療に踏み切れなかった方々に好評を得ています。マウスピース型矯正(インビザライン・薬機法対象外)が適しているかは、症状によって人それぞれです。ご興味のある方は、ご相談ください。
マウスピース型矯正とは、オーダーメイドで製作した透明なマウスピースを使用する矯正治療法です。
定期的に新しいマウスピースに交換していきながら、徐々に歯を移動させます。 ワイヤー矯正とは次元の異なる矯正治療法です。
当院では、マウスピース型矯正の中でも、多くの実績のあるマウスピース型矯正矯正(インビザライン・薬機法対象外)を使用しております。マウスピース型矯正(インビザライン・薬機法対象外)では、使用するマウスピースをアライナーと呼びます。
そのアライナーを製作するためには、歯型データを取り、それをもとに歯型の3Dモデルが作られます。当院では、3D光学スキャナー(iTeroエレメント)を活用し、印象材という歯科用粘土は用いずに歯型データを取ります。
iTero(光学スキャナー)による歯型データ採得
そして、クリンチェックという歯の移動シミュレーションソフトを使用し、歯の移動計画を立てます。(ここが矯正医の腕の差が出るところです)
iTeroで採得したデータを元に歯の移動シミュレーションを行う
インターネット経由で、何回も歯の移動計画の修正を加え、計画が確定したらアライナー製作の依頼を出します。1週間~10日程度で出来上がったアライナーが海外工場から空輸で医院に到着し、治療開始となります。
アライナー
(←左)インビザライン
(右→)表側矯正(メタル)
*1 ワイヤー矯正と比較して、頬の内側の粘膜と装置のすれが少なく、痛み・違和感が少ない傾向にあります。( 注→ 痛み・違和感は個人差があります)
*2 食事の時はアライナーをはずし、食後歯磨きをしてから、アライナーを戻します。矯正装置をはずせるということは、利点でもあり、欠点にもなります・・・何を基準に、あるいは、何を優先に考えるかによって評価は変わります・・・
*3 アライナーの使用時間は一日20時間以上の使用が必要です。当たり前なことですが、使用時間が短ければ治療は成功しません。治りません。言い訳は一切ききません。
マウスピース型矯正(インビザライン・薬機法対象外)は、混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざっている時期)から使用可能です。
しかし、様々な理由(矯正知識と長年の臨床経験)から当院では、現在のところ、ほぼ永久歯が生えそろっている方、中学生・高校生~成人の方を対象としております。
ちなみに、成人の方も歯ぐきがしっかりしていれば何歳でも治療は可能です(60代の方でも治療を受けられています)
ただし、乳歯が残っている段階からインビザライン以外の矯正装置である程度歯を動かしておき、後になってからインビザラインの治療に移っていく場合もあります。そうすることによって、永久歯列になった段階で、初めて矯正治療を開始するよりも、早く楽に仕上げられる場合があるからです。
歯並び、かみ合わせが気になるようでしたら自己判断されずに、お早めに矯正歯科医ご相談下さい。(できましたら小学校低学年頃までに)
・歯列のでこぼこのキツイ方や抜歯しなければならないほど症状が重い方の場合、マウスピース型矯正での治療が難しいといわれていた時代がありました。しかし、マウスピースの素材の進化や治療テクニックの向上によって、重い症状の方でもマウスピース型矯正(インビザライン・薬機法対象外)で治療ができるようになってまいりました。
・ただし、症状の重い場合や歯の動きが悪い場合などは、治療期間をできるだけ短縮するために、マウスピース型矯正のみではなく、目立たない部分に補助的にワイヤー矯正を一時的に使用したりする場合があります。
・骨格的な問題が非常に重い場合やあごのズレが非常に大きい場合などの適さない症状も実際ありますので、ご自身で判断されずにご相談下さい。
マウスピース型矯正には、実はたくさんの種類があります。
マウスピース型矯正(インビザライン・薬機法対象外)はその中でも対応できる症状の範囲が広く、歯列のデコボコがキツイ方や抜歯が必要なほど重い症状の方でも対応が可能です。
また、マウスピース型矯正(インビザライン・薬機法対象外)では、歯の表面に何もつけないわけではありません。通常、アッタチメントという歯の色をした小さな突起物をつけて、アライナーがしっかり歯をつかめるようにします。これが歯を3次元的に正確に動かせる理由のひとつです。
アタッチメント
◆◆マウスピース型矯正にご興味を持たれた方に注意して頂きたいこと◆◆
『マウスピース型矯正は、手軽な矯正治療法』とアピールする歯科医がいるとすれば、それは,軽い症状にしか使わないため、あるいは、唇側矯正(表側からの矯正)と同等の高いレベルの仕上がりを目指していないか、のどちらかだと思われます。
マウスピース型矯正(インビザライン・薬機法対象外)は、大学等専門教育機関で 矯正歯科学を深く学び、たくさんの矯正歯科治療を経験した矯正歯科医が、マウスピース型矯正に関するノウハウ(専門的技術・知識)を身に着けて、初めて使いこなせる、扱いが難しい矯正治療法のひとつです。『手軽な簡単な治療ではない』ことをご理解ください。
大前提として、アライナー(マウスピース)が正確なものでなければなりません。そのためには、マウスピース型矯正用の歯型データを可能な限り正確に取らなければなりません。
当院では、歯型データを取る際に3Dスキャナー(2016年3月から導入)を使用しております。歯科用ねんど(シリコン印象材)使用時と比較して精度の高いアライナーの作成が可能となります。
歯の移動計画が適切かどうか
3D光学スキャナー(iTeroエレメント)でえられた歯型の3Dデータをもとに、歯列・咬合(かみ合わせ)の設定、そして、歯の移動順序などを、歯の移動シュミレーションソフト『クリンチェック』を使って決定します。
クリンチェック
歯の移動シュミレーションソフト
ここで、患者さんごとの条件や症状に合わせた歯の移動計画を適切に作らなければ治療は上手く進みません。
つまり、ワイヤー矯正と異なるマウスピース型矯正(インビザライン・薬機法対象外)に関する特有な診断知識や診断工程が要求されるのです。
しかし、単にアライナーを付けていれば良いというわけではなく、アライナーの使い方には色々な注意ポイント、作法があります。そのため、単に『アライナーを使ってください』というお願いだけではなく、我々医療者側(矯正歯科医やスタッフ)が『しっかり守っていただきたいポイント・作法』を伝えていかなければなりません。そのサポートシステムが充実していないとインビザラインは上手くいきません。
【注!】治療計画をアライナー製造メーカーに丸投げし、アライナーの使用法を患者さんに丸投げしてしまうようなきめ細やかさに欠けるやり方ではインビザライン治療は到底上手く進むはずがありません。
(→左)インビザライン
(←右)表側矯正(メタル)
マウスピース型矯正(インビザライン・薬機法対象外)は難易度の高い治療法です。症状や治療期間によって異なりますが、唇側矯正(表側からの矯正)の1.2~1.5倍程度の料金がかかります。
初診時におおよそのお見積もりをご呈示できます。また、分割支払い・デンタルローンにも対応しておりますのでご相談下さい。
ちなみに、歯列矯正にかかる治療費は医療費控除の対象になります。
2016年3月に導入
マウスピース矯正治療で歯型データを取る際に利用する歯科治療機器を設置
精度の高いマウスピースの製作、治療期間の短縮・治療の効率化が期待できます。