診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:30~12:30 | / | / | / | / | / | 〇 | 〇 |
14:00~18:30 | / | / | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ |
△:14:00~17:00 / 休診:月曜、火曜、祝日
患者さんからよくいただくご質問や疑問をまとめました。
▶歯科には医科と同様、たくさんの診療科が存在し、大学の歯学部を単純に卒業しただけでは、矯正歯科治療は行えるようにはなりません。矯正歯科の技術や知識の習得には、大学の歯学部卒業後(※)、歯学部矯正科や研修機関において、修練を積まなければなりません。
▶ひとりの歯科医師が、通常の一般歯科治療(虫歯・歯周病治療・口腔外科処置)と矯正歯科治療を両立することは非常に難しいことです。両立ができる歯科医師の方はいらっしゃると思いますが、私は、矯正歯科1本に絞り込み、矯正歯科診療を行っております。
▶矯正歯科も他の医療分野と同様に日々進化しております。
常に最新の技術、知識、矯正材料を取り入れていく必要がありますし、スタッフ(歯科衛生士、受付)にも、その進化に付いてきてもらわないといけません。
そのため、当院ではエネルギーを分散させず、矯正歯科1つに絞って、矯正歯科医、診療スタッフ(歯科衛生士・受付スタッフ)共々、知識、スキルの向上につとめ、診療システムの改良を行い、日々診療にあたっております。
(※)歯学部は医学部同様、卒業に6年かかります。その6年で歯科の基礎を学びますが、一人前の歯科医師になるには、卒後の研修・修練が当然かかせません。通常は、最低3年から5年は必要。
▶矯正治療のタイミングは2期に分けられます。
★1期治療(お子さんの矯正)
:乳歯と永久歯の混ざった成長期(混合歯列期)の矯正治療
★2期治療(中高生以降~成人の矯正)
:永久歯が生え揃った時期(永久歯列期)の矯正治療
*1期治療(お子さんの矯正)は、歯の生え変わり・あごの成長が盛んな時期の治療です。
*歯並びを拡大しやすい、あごの成長のコントロールができる、歯の動きが速いなど、多くのメリットがあります。
*また、幼い頃から自分の歯に関心を持つきっかけとなり、お口のケアをしっかり行う習慣を身につける絶好の機会です。
▶症状が軽い方であれば、半年から1年程度で歯並びがキレイになる方もいらっしゃいます。ただし症状が重い方は、1期治療ではすべての問題を解消できずに、2期治療が必要となる方もいらっしゃいます(※1)。
▶来院された場合、まずその時点で1期治療を行うメリットが高いかの判断から入ります。
*メリットが高ければ、早めの矯正治療をオススメします。
*メリットが低い場合や治療の効果が限定的であれば、詳しく症状をお伝えして、1期治療を開始するのか、または開始を遅らせるのか、それとも2期治療まで待つのかを判断。親御さんやお子さんのお気持ちをうかがいながら決定します(※2)。
(※1)仮に2期治療が必要となったとしても、1期治療で可能な限り問題を解消することで、重度の症状を中程度に、中程度の症状を軽度にし、後に行う2期治療が短く済んだり、抜歯治療を避けることができる場合があります。決して1期治療が無駄になる訳ではなく、たくさんのメリットが生まれるのです。
(※2)1期治療を開始するか否か、開始するとしたらどのような治療法をとるかは、矯正治療を専門とする歯科医師の間でも判断が分かれます。歯の生え変わりやあごの成長という、体が劇的に変化している中で、ときに治療方針の軌道修正を加えながら治療を進めなければならないため、簡単な治療とはいえません。ある意味、2期治療より難しい舵取りが必要な矯正治療です。
歯並び・かみ合わせの状態、治療時期によって治療期間は異なりますが、目安としては、下記のようになります。
【1期治療】
▶動的治療期間:1~3年
▶保定保隙期間:1年~
【2期治療】
▶動的治療期間:1.5~3年
▶保定期間:2年~
※「動的治療期間」=歯を積極的に移動している期間
※「保定保隙期間」=動的治療の後、動かした歯並び・かみ合わせの安定させると共に、永久歯のはえてくるスペースを確保しておく期間(乳歯から永久歯に生え代わりる時期のお子さんの場合必要となります)
※「保定期間」=動的治療の後、歯並び・かみ合わせの安定を図る期間
★補★ 症状が重かったり、患者さんのご協力度が低い場合には、予想より治療期間が長引くことがあります。
▶矯正治療はお子さんだけの歯科治療と勘違いされている方がおられますが、
矯正治療は何歳になっても可能です。
年齢とともに目立つ矯正装置に抵抗感が増してきますが、最近では、「目立たない矯正」と称される矯正治療法(マウスピース型矯正・舌側矯正)もあり、周りの人の目を気にせずに治療を進められる時代となりました。
当院でも男女問わず、20~50代を中心に大人の方が審美性の優れた「目立たない矯正」を受けられております。ちなみに、60歳代の方でも矯正を受けられた方はいらっしゃいます。
▶年齢が若ければ若いほど、歯ぐきのコンディションが良く、歯を支えている骨(歯槽骨)を大きく作り変えることが可能なので、歯の移動可能範囲が広く、理想的な歯並び・かみ合わせを手に入れるには有利なのは確かです。しかしながら、単純に年齢だけで歯並びの矯正をあきらめないでください。できるだけ良い歯並び、バランスのとれたかみ合わせを手に入れることは、歯の寿命だけではなく、全身の健康にもよい影響をもたらします。
歯並び・かみ合わせが気になるようでしたら、まずはお早めにご相談ください。
▶目立たない矯正治療法には、マウスピース型矯正や舌側矯正があります。
▶当院では、マウスピース型矯正にも力を入れており、カスタムメイド型マウスピース型矯正「インビザライン(薬機法対象外)」に対応しております。使用するマウスピース(アライナー)は透明に近く、目立ちにくいため、周りの人に気づかれにくいです。
▶矯正料金の内訳は、 検査診断料、基本料、装置料、そして、通院ごとにかかる処置料(あるいは観察料)です。【⇒詳しくはこちらへ】
▶分割支払いもお受けしております。
月々30,000円からの分割支払いが可能です(金利なし/ただし、処置料は毎回別途受付でお支払いいただきます)
▶もう少し月々の支払いを抑えたい方には、デンタルローン(金利あり)もご用意しており、月々1万円台の分割支払いが可能となります。ご希望の方は、受付・治療コーディネーターへお気軽にお声をかけてください。
▶装置調整のたびに2~3日、噛みしめたときに、痛み・違和感があるのが一般的です。
年齢が低いほど、痛み・違和感が少なく、小学生ですと痛み・違和感を訴えない場合もあります。一方、大人の方の場合はお子さんより痛み・違和感が強いことが多く、1週間程度、噛みしめたときの違和感が残るという方も中にはいらっしゃいます。
ただし、治療が進むにつれて、痛み・違和感は減少していき、治療後半は症状がほとんど出ない方が多いです。(痛み・違和感は個人差が大きい症状です)
▶装置が、頬の内側や舌に触れて、一時的に違和感や痛みを訴える方もおりますが、通常は慣れます。慣れない場合は、特殊な処置を加えて違和感を軽減させたりもします。
▶なお、マウスピース型矯正はワイヤー矯正よりも違和感が少ない傾向にあり、痛み・違和感を特に気にされる方に適しています。(痛み・違和感は個人差が大きい症状ですので、まったく痛み違和感がないわけではありません)
▶できれだけ歯は抜かずに矯正治療をしたい、というのが多くの方の願いだと思います。
我々は、できるだけ抜歯をしない方向で矯正治療が可能かどうか、をまず初めに考えます。
▶当院では患者さんのご希望をしっかりお聞きし、一人ひとりにとって、より良い治療目標や治療法をご提示しておりますが、抜歯しない治療が常に最善の治療であるとは限りません。
そのため、どうしても抜歯治療を選択しなければならない症状の方には、抜歯を含んだ治療計画をご提示させていただきます。
▶幸いなことに最近では、治療法や材料の目覚ましい進化により、抜歯なしで矯正治療が可能なケースが増えてきました。
しかし、現在生えている歯を抜歯しなくて済む場合でも、あごの骨に埋まっている親知らずを抜かなければならないことが多々あります。
▶矯正装置が歯に装着されると、できるだけ硬いもの(せんべい等の硬いお菓子、ナッツ類、珍味)や装置にからみやすいもの(キャラメル、ガム等)は避けていただいております。ただし、装置の種類によっては、ガムや餅は大丈夫な場合があります。
▶アメやキャラメルなど、お口の中に甘味料が長時間留まるお菓子は、虫歯予防の観点から避けていただくことをお願いしております。
また、炭酸飲料やスポーツドリンクは、虫歯や酸蝕症(※)の原因となりやすいので、特に注意が必要です。
▶虫歯や酸蝕症の予防(虫歯・酸蝕症をできるだけ避ける飲み方のコツ)に関しては、
治療開始の前後に専門スタッフ(治療コーディネーターや歯科衛生士)から詳しくご説明させていただきます。さらに治療中は歯科衛生士によるお口のケアも並行して行ってまいりますので、ご安心ください。
(※)酸蝕症(さんしょくしょう)=酸性度(酸の強さ)の高い食べ物や飲み物によって歯が溶けること。